歯列矯正用咬合誘導装置『プレオルソ』ってどんな装置?
歯列矯正用咬合誘導装置『プレオルソ』とは、3歳~10歳ぐらいのお子さまに使用するマウスピース型の矯正装置です。取り外し可能なため、痛みや負担が少なくすむため他の装置と比較して受けやすい矯正装置と言えます。また装着するのも日中の数時間と就寝時のみになりますので見た目を気にする必要がない点もおすすめです。
歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)が他の矯正装置と異なる特徴は歯並びに悪影響を及ぼす癖を取り除き、お口の周りの筋肉や舌のトレーニングを行いながら、歯並びも整えることができる装置であるということです。お口の周りの筋肉や舌のバランスが整うことで骨格の成長を良い方向に導き、歯並びを安定した良い状態にすることができます。
通院期間
約2年〜3年
通院回数
約24回〜36回
マウスピース式でお子さまにも人気!
歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)は、固定式の矯正装置と異なり、マウスピース型のためお子さまでも抵抗感少なくご使用頂ける可能性が高いです。矯正治療を受けさせたいけど、子どもが嫌がっているというお母さま・お父さまも一度お子さまと一緒にご来院頂ければと思います。痛みや違和感を抑えつつ、取り外しも可能なため、歯磨きも普段と変わりなく行えます。結果的にむし歯や歯周病のリスクも抑えることができます。
歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)で正しい舌の位置を獲得しましょう!
正しい舌の位置を知っていますか?正しい舌の位置とは上顎の窪んでいる部分(スポット)に舌の先がついている状態のことをいいます。 3~10歳で下記の歯並びをしているお子さまや、子どもの歯並びを悪くさせたくない場合は当院へご相談ください。
- 下顎が前に出ている(受け口)
- 歯が前に突出している(出っ歯)
- 歯がガタガタしている(叢生)
- 咬み合わせが深すぎる(過蓋咬合)
- 上下の歯の間にすき間がある(開口)
歯列矯正用咬合誘導装置『プレオルソ』が人気の理由
痛みや違和感が少なく負担をかけない小児矯正が可能
歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)は、金属ではなく、歯茎にもやさしい素材で作られているマウスピースのため、小さなお子でも安心です。マルチブラケット矯正装置などの金属でできている装置では、装着時に痛みや違和感を感じやすいデメリットがありますが、歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)は、歯を直接動かすわけではないためそのようなリスクを抑えることが可能です。
歯磨きもしやすくむし歯・歯周病のリスクを軽減
歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)は、固定式の装置ではなく、取り外しができるため歯磨きがしにくくなる心配がありません。口腔内を清潔に保つことで、むし歯・歯周病のリスクを抑えます。 矯正治療と合わせてブラッシング指導も行っていますのでお気軽にご相談ください。
金属アレルギーの心配が不要で安心
歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)は、金属を一切使用していないため、金属アレルギーのお子さまでも安心してご使用頂けます。
将来的な治療費用が軽減可能
小さい頃から、歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)によるMFT(お口周りの筋肉トレーニング)を行うことで、 大人になってから矯正治療が必要になった場合にも本格的な矯正治療が不要になることが多いです。部分的にマウスピースやワイヤーで歯並びを整える程度で済んだり後戻りのリスクを軽減できたりします。その結果、治療期間の短縮につながり治療費用を抑えることを実現します。
歯列矯正用咬合誘導装置『プレオルソ』の使用方法
簡単!日中と就寝時に装着するだけでOK
日中
日中の数時間、ご自宅での装着をお願いしています。装着してしばらくは慣れないお子さまもいらっしゃいますが、数日で慣れてくる場合がほとんどです。歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)は継続することで効果が出てきますので、一緒に頑張りましょう!
就寝時
日中同様、歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)を装着して寝て頂きます。
舌や口元の筋機能の活性化
歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)は、歯を直接動かす矯正治療ではありません。お子さまの顎の成長をコントロールしながら、歯ならびやお口周りの筋肉のバランスを整えます。そうすることで自然に歯列が美しくなるように導いていきます。また、歯並びに悪影響を及ぼす「口呼吸」なども改善できる場合もあります。つまり、プレオルソは「予防的矯正治療」と言えます。予防矯正終了後で歯並びが気になる場合は、永久歯が生え終わった後に、マルチブラケット矯正などで調整を行います。第2期治療が必要な場合にも、顎の骨・筋肉のバランスが良い状態だと、歯もスムーズに動かすことが可能となり、負担が軽減できます。
お口ポカン「口呼吸」を改善しなければいけない理由とは?
お子さまがお口ポカン状態を気にされているお母さま・お父さまは多いですが、なぜ「口呼吸」がいけないのかまでご存じの方は少ないのではないでしょうか。お子さまのお鼻の入口の鼻毛は外部から侵入する細菌やウイルスから守る役割をしています。正しい鼻呼吸ができずに口呼吸をしていると、ウイルスが体の中に簡単に侵入できるため、風邪を引きやすくなってしまうため歯並び以外にも悪影響が及びます。 口呼吸を大人になってから改善することは難しいため早めに対処することをおすすめします。口呼吸を鼻呼吸にするのにも歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)は効果的な治療法です。
矯正相談受付中
小児矯正の料金
当院では、歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)をはじめとして豊富な小児矯正装置をご用意しています。お子様に負担を少なく歯並びを整えることが可能ですのでお気軽にご相談ください。
歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)による治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 薬機法(医薬品医療機器等法)において承認された医療機器です。
- 機能的・審美的に仕上げるための治療なので、自費(保険適応外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 取り外せるので、装着時間を守るためのセルフコントロールが必要です。
- お子さまが治療に協力的でない場合、良好な治療結果を得られないことがあります。
- 毎日の装着を怠ると、良好な治療結果を得られないことがあります。
- 正しい使い方ができていないと、かえって悪い歯並びになってしまうことがあります。
- この装置だけで、お口周りの問題をすべて解決できるわけではありません。